景色

景色

いくら綺麗な素敵なものを見たって、1人なら仕方ない。
そう思ったのはここ数年。
いやだいぶ前からだ。
恐らく人より海外に行っている気がするので、その度綺麗な景色を見たりするけど、まるで響かないんだ。
どうもおかしいぞと思っていたけど、誤摩化してた。
当たり前の景色は景色でしかなくって、1人ではそれ以上にはならない。
綺麗だな、素敵だなって当然の感想を人に聞いたり、人と見たりするからこそ、以上になるんだ。

各地の造形物、自然物、色々見てきた。
そこには命のあるもの、命のないものもあって、不思議。
どっか行かなくたって、散歩の途中でもそうだ。
色々見る。
生きている限り、外に行く限り、見る。
景色。
いつの間にやら意味を求めるようになってしまった。
景色以上の意味を。

この景色は当たり前にあるものなんだけど、当たり前ではない。
いつか突然消えてしまうものでもある。
そんな時、この、あの景色を誰かと共有したいと強く思う。

1人でも綺麗だとか、素敵だとか思える。
でも、それはそれ以上にはならない。

以上を求めてしまったからには、人と笑い合ったり、話し合ったり、語り合ったりしたい。
この掛け替えのない景色について。

1人ではたどり着けないのが、皆が求める景色だと思う。
だから、今日も情けなくも必死に頑張って、飯食って、眠るのだろう。
いつか、いつか、と。

景色は日々変わる。
良くも悪くも変わっていく。
早く、遅く。
その時、その場に綺麗だな、素敵だなって言いたい。
聞いてもらいたい、聞きたい。
当たり前の景色を見て。

1人じゃない。
1人になんてなりたくない。

誰でも言い訳じゃないけど、誰でもいい訳な時もある。
1人なんて限界がある。
限界を知った。
知っていた。

でも1人で見た夕焼けや朝焼け、どぶ川や悲惨な現場、それも大事にするよ。
その景色もなんだかんだ言って、俺の一部であり、望んだもので、これからもどうしたって1人の時はある訳で。
大体、歌が出来るのは、言葉が出るのは1人の時であるし。
人がそばにいる時に限って、すぐに1人になりたくなる自分も物凄く大事な訳で。

なかなかバランスは難しくて、今も試行錯誤中だけど、とりあえず景色は人と見たい。以上を求める時は。

たまに1人で見たい。たまに。
めんどくせぇな。

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